創線人気の無垢床の樹種 5選

2022.08.23

#オーク
#無垢フローリング

今回は、無垢フローリングの中でも人気の高い樹種をご紹介します。

1.オーク（ナラ）

ドングリのなる木として親しまれているナラは、日本・ロシア・中国が主な生育地です。広葉樹の中でも繊維質の多いナラ材は、木目の表情も豊かで、清潔感のある陽だまりのような部屋を演出してくれます。板目は力強い木目が表れ独特の存在感を、柾目で材を取ると穏やかで優しい表情を見せてくれます。充分な強度と耐久性を持ち、フローリングの定番的人気を誇るナラは、あらゆる空間に馴染みます。肌色から徐々に茶色と黄色が少しずつ現れ、やわらかい黄金色・褐色へ変色していきます。

2.バーチ（カバ）

寒冷地に育つカバノキ科の樹木です。辺材は淡い紅白色、心材は淡い紅褐色をしています。肌目は緻密で上品な風合があり、耐摩耗性もあるため、家具、建具、フローリングに使われています。広葉樹であるにも関わらずやわらかい質感は、優しい空間を演出してくれるため、リビング・子供部屋に多く使われています。使い込むうちに黄色系に変色。さらにツヤがある飴色に変化します。

3.メープル（カエデ）

北アメリカの五大湖周辺に広く生育。秋には見事な紅葉を見せるなど馴染みのある木です。絹のような光沢とツヤを持ち、欧米では古くから家具などに使用されてきました。強靱な材質から衝撃や摩擦に強く、ダンス場・ボーリングレーンの床材として、またピアノやバイオリンなどの精巧な楽器用の材としても重用されてきました。美しくきめ細かなその木肌とやさしい色合いは、部屋が明るく、清潔感のある空間に仕上がります。淡い乳白色から、黄色系に変化。時を経つほどに、さらにツヤ光がプラスされた飴色に変化します。

4.アッシュ（タモ）

北米やヨーロッパ全域に生育しています。弾力性、耐衝撃性の高さは、スキー板やメジャーリーグのバットの材として、使われています。くっきりと浮かび上がる木目は、ある時は主役に、ある時は周囲を引き立てる脇役にと、名優ぶりを発揮してくれます。外国生まれの木材でありながら和室や古民家カフェにも自然と馴染みます。北欧空間を演出するのはもちろんのこと、上品な雰囲気を活かしながら、上品で都会的な空間も演出します。

5.ブラックウォールナット

アメリカ東部及びカナダのオンタリオ州などに生育。ブラックウォールナットは、チーク・マホガニーと並んで世界三大銘木の一つに数えられます。落ち着いた色合いと美しい木目が、重厚さと独特の気品を醸し出し、モダンな雰囲気の空間を演出してくれます。木材成分（タンニン）の影響で、使い込むほどに渋みを増していきます。経時変化の美しさもこの材が愛される理由の一つです。濃い茶色から明るくまろやかな茶色へと変化していきます。